Opinionイスラエルがヒズボラ司令官を殺害した。止まらないレバノン空爆が中東に何を呼ぶか8月15日、レバノン南部でイスラエルの空爆が子ども3人を含む11人の命を奪った。翌日、IDFはヒズボラ軍事部門の上級司令官の殺害を発表。6月のイラン合意後で最大の犠牲者を出した攻撃が、中東をどこに向かわせるか。西田 航Aug 23
Opinion欧州6カ国とカナダがE1入植計画に「即時撤回を」。ヨルダン川西岸1,200戸の入札が二国家解決を揺らす理由イスラエル政府が2026年8月18日、ヨルダン川西岸のE1地区で1,200戸超の住宅入札を公告した。2日後、フランス・ドイツ・イタリア・オランダ・英国・ノルウェーとカナダの首脳が共同で「受け入れられない」と表明し、即時の撤回を求めた。E1は東エルサレムと既存入植地マアレ・アドゥミムのあいだに広がる約12平方キロの区域で、30年近く計画が凍結されてきた経緯がある。応札の締め切りは10月19日、イスラエルの総選挙はその8日後の10月27日にある。欧州が制裁ではなく企業への警告という手段を選んだ理由も含め、この計画が二国家解決の成否と結びつけて語られる背景を整理する。西田 航Aug 21
Opinion停戦2か月でイスラエルが攻撃。子ども3人含む11人が死んだ南レバノンの一日6月に発効したレバノン停戦合意から2か月後の8月16日、イスラエル軍が南レバノンのアンサル村などを空爆し11人が死亡。子ども3人を含む。レバノンのナワフ・サラム首相は「最大の重大事態」と強く非難した。西田 航Aug 16
Opinionネタニヤフがトランプ和平案を拒否した。ガザ合意は発表から十日で崩れ始めたイスラエルのネタニヤフ首相は8月9日、米国主導の15項目ガザ和平案を拒否した。ハマスの完全武装解除まで撤退しないと明言し、ハマスは追加撤退なしの武装解除を拒む。10月27日の総選挙を前に、合意は発表から十日で崩壊の瀬戸際にある。西田 航Aug 13
Opinionネタニヤフはトランプの和平案に「同意していない」と言った。ガザは止まらないトランプが「合意は近い」と投稿した数時間後、ネタニヤフは「まだ同意していない」と語った。ガザ停戦交渉は再び膠着した。右派連立パートナーの反発と、サウジとの国交正常化を急ぐトランプの思惑が、交渉を複雑にしている。人質の家族たちは今日も抗議している。西田 航Aug 8
Opinionガザ武装解除は「合意」も撤退の順序は平行線のまま——国連決議2803は通ったが検証も資金の出し手も未定イスラエルとハマスが「合意」に至ったガザ武装解除案は、国連安全保障理事会が決議2803として承認し、多国籍の「安定化部隊」派遣の枠組みが整った。だが肝心の撤退順序と武装解除の順序をめぐる溝は埋まっていない。イスラエルは段階的撤退の前提としてハマスの完全武装解除を求め、ハマス側は撤退が先だとする立場を崩していない。検証メカニズムをどの機関が担うのか、安定化部隊への資金と兵力を誰が拠出するのかも決まらないまま、合意という言葉だけが独り歩きしている。仲介国のエジプト・カタール・トルコも、それぞれ異なる思惑を抱えたまま板挟みになっている。CNBCやAxios、Newsweekなど主要メディアの論調を手がかりに、何が決まり、何がまだ決まっていないのかを整理する。西田 航Aug 1