2027年4月入社の4職種で、月2万5,000円増
レバレジーズが今回の引き上げ対象として挙げたのは、営業職、企画職、マーケティング職、コンサルタント職です。2027年4月入社から適用し、月額は35万円から37万5,000円になります。差額は月2万5,000円。新規事業や顧客の事業成長を担う次世代人材の採用・育成を強化する目的だと同社は説明しています。[1]
今回の発表を、すべての職種・入社年の給与改定として読むことはできません。発表には対象職種と適用時期が明記されています。エンジニアやデザイナー、中途採用を検討する人は、自分の募集コースの条件を別に確認する必要があります。
また、給与の引き上げによって採用人数や応募者数が実際に増えたかは、この発表では確認できません。採用を強化するという会社の目的と、その結果は別です。初任給の変更は応募先を知る材料になりますが、入社後の評価や昇給の実績まで示すものではありません。
月37万5,000円に含まれる固定残業代は14万8,600円
発表に記載された月給37万5,000円以上には、月80時間分の固定残業代14万8,600円が含まれます。同社は、年間休日日数が変更となる場合には、それに応じて固定残業代の金額が変わる場合があるとも注記しています。[1]
月給から記載された固定残業代を引くと、差額は22万6,400円です。これは公表額を使った単純計算であり、会社が示した基本給の名称や内訳を補って断定するものではありません。月給37.5万円を、そのまま固定残業代を含まない給与として他社と比較しないことが重要です。
ハローワークの求人入力案内でも、基本給に固定残業代が含まれる場合はその分を分けて入力し、固定残業代の額や超過分の扱いを明示するよう求めています。これは一般の求人情報の読み方を確認するための公的資料で、レバレジーズの個別契約への法的判断ではありません。[2]
給与を比べるときは、少なくとも次の項目を同じ並びで確認すると、総額だけでは見えなかった違いを拾えます。
- 固定残業代を含まない給与の額と、その他の手当の内訳。
- 固定残業代の対象となる時間数・金額と、超過分の支給方法。
- 配属先の勤務時間、休日、実際の残業の状況。
80時間はここでは固定残業代の算定に使われている時間数です。この記事で実際の残業時間を調査したわけではありません。数字を見て毎月の勤務実態まで推測せず、説明会や選考で対象部署・期間をそろえた情報を確認したいところです。

年収500万円以上は、手当と賞与を含むモデル
レバレジーズの発表にはご近所手当の付与対象になった場合の入社時想定年収として500万円以上とあります。同社は標準的な業績賞与と該当する手当を含むモデル年収で、実際の支給額は業績・評価・手当の該当状況によって変動すると説明しています。[1]
全員が同じ条件で500万円以上を受け取る、と保証された数字ではありません。毎月の給与、居住地などの条件で対象が変わる手当、業績や評価による賞与を分けて確認する必要があります。
発表ではご近所手当について東京23区内の拠点では2駅圏内で月2万円、その他の拠点では2km圏内で月1万3,000円という条件を示しています。また、初年度生活支援金35万円は2027年12月のみの支給とされています。継続して毎年支払われる収入と、初年度だけの収入を混ぜないことも、入社後の生活を考える際の確認点です。[1]
一方、本記事はモデル年収の算定過程を会社へ取材したものではありません。公表されていない賞与額や、手取り額を逆算して埋めることはしません。応募者は自分が対象となる手当、支給時期、評価の条件を確認してから、生活費や転居費用の計画へ落とし込むのが順序です。
採用ページは、募集年と職種をそろえて読む
レバレジーズの新卒採用ページには、企画・セールス、マーケティング、デザイナー、エンジニアなどの仕事が紹介されています。2026年10月19日の確認時点では、募集要項は2027年4月から2028年3月に卒業見込みの人を対象とし、28年卒のエントリーへ案内しています。今回の2027年4月入社向け発表とは、対象となる年度を分けて読む必要があります。[3]
新しい給与ニュースから採用サイトへ進んでも、同じ学年の募集要項が表示されるとは限りません。応募する年度と職種を最初に確認し、給与の通知がどの募集に適用されるかをそろえます。古い記事の金額を、そのまま現在の応募条件とみなさないことも大切です。
確認する際には、「自分のコースで固定残業代を除く給与はいくらか」「対象部署の残業状況はどの期間の数字か」「初年度だけの支給と翌年以降も続く支給は何か」と、項目を分けて質問できます。面談で聞いた説明と、入社前に提示される書面の条件も照合します。
企業ごとの給与条件の読み方はSmartHRの平均年収・給与の内訳と採用条件でも扱っています。ただし、在籍社員の平均年収と新卒の初任給は対象が異なります。会社名と年収の数字だけを並べて、同じ条件の比較にしないでください。
まとめ
- 引き上げは2027年4月入社の4職種が対象。会社全体や別年度の募集へ、そのまま適用されるとは限らない。
- 月37万5,000円には固定残業代14万8,600円を含む。総額に加えて内訳と時間数を確認し、実際の勤務状況とは区別する。
- 年収500万円以上は条件付きのモデル。手当・賞与・初年度だけの支給を分け、応募年度の書面で確かめる。
出典・参考
- レバレジーズ「2027年度入社新卒の初任給引き上げを実施」(2026年10月13日、10月19日確認)。
- ハローワークインターネットサービス「求人情報の入力方法について」(2026年10月19日確認)。
- レバレジーズ「採用情報について」(2026年10月19日確認)。
広告・編集注記:本記事にアフィリエイト広告はありません。公式資料は2026年10月19日に確認しました。編集部は同社への取材、選考への参加、勤務実態や個別の支給額の検証を行っていません。計算と確認項目は編集部による整理です。







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