Laugh Anywhereは、原則リモートと対面の機会を組み合わせた制度
ラフの10月1日の発表によると、新制度は従来本社へ出社していた7人を含む全社員が対象となる。本社勤務の社員の出社日は月3回で、議論や企画づくりに使う方針だ。出社日以外のオフィス利用も可能としている。[1]
発表が示すのは、出社するかどうかに加え、集まる日をどう使うかという設計だ。例えば、企画を持ち寄る日が決まっていれば、事前に案を共有し、当日は選択肢を絞る準備ができる。一方、対面で相談したい相手と予定が合わなければ、出社回数だけを揃えても仕事を進めやすくなるとは限らない。
これは制度を検討するための編集部の例であり、ラフでの実際の会議運用を取材した結果ではない。応募先や自社の制度を見るときも、勤務場所と、相談・判断の予定を一緒に確認すると、一週間の働き方を想像しやすくなる。
マーケター求人の勤務条件は、制度発表と分けて読む
10月21日時点の公式募集要項では、正社員マーケターの勤務地を東京都渋谷区恵比寿とし、試用期間は3カ月、リモート勤務は試用期間後に週1日程度可能と記載している。Web広告運用やWebマーケティングの実務経験も応募資格に挙げている。古い採用ページをもとに「未経験でも全国から原則リモートで応募できる」と一般化することはできない。[2]
| 確認する点 | 10月1日の制度発表 | 10月21日に確認した正社員マーケター求人 |
|---|---|---|
| 対象 | 本社勤務だった7人を含む全社員 | 正社員マーケターの募集要項 |
| 勤務場所 | 原則リモート、出社日以外の出社も可能 | 恵比寿の勤務地、一部リモート可 |
| 出社・リモートの頻度 | 本社勤務の社員は月3回出社 | 試用期間後、週1日程度リモート可 |
| 読む際の注意 | 制度開始時の会社発表 | 応募する職種の個別条件として確認 |
どちらかの記載を、もう一方へ自動的に読み替えることはできない。 求人ページには、この制度発表との関係を説明する記載を確認できなかった。制度が変更されたのか、新入社員や職種で運用が異なるのかも、公開資料からは確定できない。ページを確認した日と、その条件が適用される日も同じとは限らない。

面談では、単に「リモート勤務はできますか」と尋ねるより、次のように対象と時期を分けて確認したい。
- 応募する職種と雇用形態には、Laugh Anywhereが適用されるか。
- 試用期間中と終了後で、必要な出社回数や勤務場所はどう変わるか。
- 求人の「週1日程度リモート可」と、制度発表の「月3回出社」は、自分の場合どちらになるか。
- 地方在住での勤務が認められる場合、出張・出社の日程、交通費や宿泊費はどう扱われるか。
この質問は、公開資料で解消できない違いを確認するために編集部が整理したものだ。内定や契約の段階では、口頭の説明だけでなく、提示される勤務地・勤務条件とも照合したい。出社頻度を仕事選びでどう捉えるかは、テレリモ総研の調査を扱った記事でも整理している。
年間3,468時間の削減は、7人の通勤を前提にした試算
ラフが示した年間約3,468時間の削減は、本社勤務だった7人の合計についての見込みである。7人の一日分の往復通勤時間を合計17時間とし、年間稼働240日から出社36日を引いた204日分で計算している。制度導入後に測った実績ではない。[1]
17時間に204日を掛けると3,468時間になる。ただし、削減できる移動時間と、その時間をどう使うかは別の話だ。売上や生産性が同じ割合で増えるという計算でもない。
自分の生活への影響を考えるなら、会社全体の年間合計より、自宅から拠点までの往復時間と、自分が出社する回数を確かめたい。通勤が短い人と長い人では、同じ回数を減らしても影響が違う。不定期の出張や研修がある場合は、定例の出社とは別に見積もる必要がある。
生活の予定を立てる際には、出社回数に加えて、予定がいつ分かるかも確認点になる。毎週固定なのか、打ち合わせごとに変わるのかで、家事や通院、家族との予定の組み方は変わる。制度の名称だけでは、この部分までは分からない。
遠隔勤務でも、担当業務と相談の方法を確かめる
ラフはアート・クラフト・書道・料理など、大人の趣味に向けた体験型オンライン講座を企画・運営する会社だ。勤務制度を見る際は、こうした事業の中で自分が担う仕事も合わせて読むと、働く場面を具体化しやすい。[3]
正社員マーケターの求人には、講師へのヒアリング、講座コンセプトの設計、広告や販売ページの改善、データ分析などが挙げられている。個人で集中する作業と、講師や社内外の担当者と相談する作業の両方がある。[2]
例えば文章の修正を進める場合も、何を自分で決められ、どこから講師や上司の確認が必要かによって、相談の頻度は変わる。応募時には、担当範囲、成果の確認方法、急ぎの相談先を、勤務場所と一緒に確かめたい。これは仕事を理解するための確認例であり、ラフの具体的な承認手順を示したものではない。
また、10月1日の発表はバーチャルオフィスの導入を予定として挙げていた。導入予定は、現在すでに定着した運用や成果を意味しない。[1] ツール名に加え、連絡を待つ仕事の共有方法や、新しく入る人が必要な情報を探せるかを見ることが、実際の働きやすさの判断につながる。
最新の募集内容はラフの公式募集職種ページから確認できる。発表された制度、応募職種の条件、入社時に合意する条件を分けて読むことが、勤務場所についての行き違いを避ける第一歩になる。
まとめ
- Laugh Anywhereは原則リモート・本社社員は月3回出社と発表されたが、現行マーケター求人の記載とは差がある。応募職種への適用を確認したい。
- 年間3,468時間は7人・204日分の通勤削減試算。実測済みの成果や、自分の通勤削減時間とは分けて読む。
- 勤務場所に加え、試用期間、移動の頻度と費用、担当業務と相談の方法まで確かめると、自分に合う働き方か判断しやすくなる。
出典・参考
- ラフ株式会社「10月より新制度『Laugh Anywhere』を開始」(PR TIMES、2026年10月1日)
- ラフ株式会社「募集職種・正社員マーケター」(公開・更新日不明、2026年10月21日確認)
- ラフ株式会社「公式サイト・事業と講座の紹介」(2026年10月21日確認)







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