今週末に何が来るか
気象庁は22日の午前中、進路予測を南寄りに修正した。
23日には小笠原近海に達し、25日には日本の南へ。26日は950ヘクトパスカルの勢力を保ちながら沖縄の南を通過し、27日には先島諸島の近海から東シナ海へ進む見込みだ。
中心付近の最大風速は24日の時点で62メートルに達する可能性があるという。これは「猛烈な台風」の基準にあたる。
暴風域の外側でも、強風と高波の影響が及ぶ。先島諸島から沖縄本島にかけての海域では、今週末にかけて厳重な警戒が必要な状況になってきた。
8月にすでに台風が6つ
今月、台風はすでに6つ発生している。
19号(ナーラ)は21日にトンキン湾で発生したばかりだ。20号の発生情報もすでに出ている。3つの台風が同時に存在している状態だ。
「南シナ海の海水温が今年の夏、平年より1〜2度高い状態が続いている」
気象庁の担当者はそう説明した。海水温が高いほど台風は水蒸気を吸い上げやすく、発達しやすくなる。今月の台風の多さと強さは、この海水温と無縁ではない。
| 台風 | 現在の状況 |
|---|---|
| 18号(ソウデル) | マリアナ諸島 → 沖縄方面に向けて発達中 |
| 19号(ナーラ) | トンキン湾 → 中国南部上陸の見込み |
| 20号 | 発生情報あり |
8月に6つの台風が発生するのは珍しくはないが、今年は発生から上陸や接近までの期間が短い台風が目立っている。準備の時間が取りにくい状況が続いており、気象庁は「早め早めの避難行動」を繰り返し呼びかけている。
「また台風か」という疲れ
今月、先島諸島にはすでに台風が上陸または接近している。
農業被害の復旧作業が続いている中への再接近になる。石垣島や宮古島では、前の台風の爪痕がまだ残っている地域もある。
観光産業への影響も避けられない。旧盆(8月25〜27日)に向けて、離島への航空便のキャンセルが出始めており、宿泊のキャンセルも相次いでいる。
農作物への打撃も大きい。先島諸島のサトウキビやパイナップルは収穫期を前に台風にさらされており、農家の間では今年の収穫量に対する懸念が高まっている。市町村の支援申請が重なり、行政窓口でも対応に追われる状況が続きそうだ。
気が滅入る話が続くが、夏の終わりまで油断できない状況だ。
沖縄に来るまでの経路
気象庁の予報では、台風18号はマリアナ諸島からほぼ北西に進み、小笠原を東に避けるように進路を取る。
進路の「南寄り修正」は、米軍のJTWCやヨーロッパの気象モデルとの差が埋まる方向への変化だ。複数の予測モデルが「沖縄の南を通過」で一致し始めており、最も信頼できるシナリオに近づいてきた。
ただし、台風の進路は72時間先でも不確実性が残る。暴風域の半径も大きくなれば、沖縄本島に直接影響が出る場面も考えられる。
本州は今どう見るか
気象庁の現時点の予報では、台風18号は沖縄の南を通過した後、東シナ海を北上する見込みだ。
その場合、九州への影響が出るのは来週前半になる可能性がある。今週末の本州への直接影響は現時点では限定的だが、予報は動く。
「今週末は関係ない」と思っていると、台風が九州を抜けた後に日本海を北上し、東海や関東に大雨をもたらすケースがある。本州在住の人も週明けに向けて、最新の予報を定期的に確認しておくほうがよい。台風が接近する直前に慌てて準備するより、数日前から動いておくほうが安全だ。
今週金曜日の最新情報を確認してから判断するのが手堅い。
台風の数は多い。海水温が高い状態が続く限り、台風のエネルギー源は9月以降も豊富に供給される。今年の秋の入り口も、気が抜けない状況が続く。
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