Money
円買いの日米協調介入は1998年以来。過去最大8.45兆円を投じても157円で止まり、米国はなぜユーロを売ったのか
7月末に実施された日米の協調介入を、8月3日に片山さつき財務相とベッセント米財務長官がそれぞれ認めた。日本側の投入額は約8兆4500億円と推定され、1日の介入としては過去最大とみられる。円買いで日米が足並みをそろえたのは1998年以来である。1986年以来の安値となる1ドル163円73銭をつけた円は157円台まで戻したが、そこから先は動いていない。米財務省が為替安定基金を使い、ドルではなくユーロを売って円を買った点には専門家の疑問が集まる。日銀は7月31日に政策金利を1.0%に据え置き、FRBとの金利差は2.5ポイントを超えたままだ。過去最大の弾で戻ったのは6円だった。
西田 航
