プーチンが爆弾8300発を投下した。停滞するウクライナ戦線で見えてきた「現実」
2026年7月、ロシアが使った誘導滑空爆弾は8300発と過去最高を記録した。ウクライナは地上ロボット5万台の量産計画を発表。消耗戦が4年目に入った戦線で、両国はどこへ向かうのか。停戦交渉の現在地と日本の防衛産業への影響を読む。
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NVIDIA、TSMC、輸出規制、米中対立。AIの性能競争が半導体サプライチェーンと国家間の交渉に直結するようになった構図を追う。
AIの話をしているつもりが、いつのまにか外交の話になっている。
ここ数年、その現象が常態化した。モデルの性能を決めるのが計算資源であり、計算資源を決めるのがGPUであり、GPUの供給を決めるのが数カ国の産業政策と輸出規制だからだ。
チップ層。NVIDIAが設計を握り、TSMCが製造を握り、ASMLが露光装置を握る。それぞれ代替が効きにくい。一社が止まると全体が止まる構造になっている。
規制層。米国の対中輸出規制、EUのChips Act、日本の補助金。技術ではなく法律で流れが変わる領域だ。
需要層。データセンターの建設ラッシュ、それに伴う電力の奪い合い。半導体の次のボトルネックは電力だという見方が現実味を帯びてきた。
自社がAIを使う側であっても、この構造の影響は受ける。
推論コストは供給と規制で動く。特定リージョンのGPUが逼迫すれば、プロダクトの原価がそのまま上がる。中国発モデルが計算資源不足で新規登録を止めた事例のように、供給制約はユーザー体験まで届く。
「どのモデルを使うか」の判断に、「そのモデルはどこの計算資源で動いているか」という問いが加わった。
そういう時代の見取り図を、この特集で更新していく。
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