FRBが9対3で金利据え置き、3人は「利上げ」を主張。物価3%台と成長1.5%の板挟みで円は163円台へ
米連邦公開市場委員会(FOMC)は7月29日、政策金利を年3.50〜3.75%に据え置いた。想定外だったのは票の割れ方で、12人のうち3人が反対し、そろって0.25%の利上げを主張した。物価が5年以上にわたって目標の2%を超え続けていることへの内部からの異議である。翌30日に公表された4〜6月期の実質GDP成長率は年率1.5%と市場予想を下回った。物価は3%台、成長は1.5%。中央銀行にとって最も動きにくい組み合わせが同じ週にそろい、30年債利回りは5.21%へ、ドル円は40年ぶり安値圏の163円台で推移している。関税・戦争・AI投資という三つの構造要因が絡む局面を整理する。
