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世界成長率がコロナ以来の最低2.5%へ。世界銀行が映す関税と分断の代償
世界経済の歯車が鈍り始めている。6月、世界銀行は最新の見通しで2026年の世界成長率を2.5%へ引き下げた。2025年の2.9%から下振れし、コロナ禍以来の低さとなる。主因は中東紛争による原油高と、歴史的水準に達した関税である。米国の実効関税率は2025年末に約17%と1930年代以来の高さに上り、貿易の地図を書き換えた。米中の間からは1650億ドル超の取引が離れ、EUのブラジル輸入は34.7%増。EUとメルコスールの自由貿易協定も成立した。ロイターは「底堅いが活力が薄れる」と報じる。輸出立国で資源輸入国の日本にとって、輸出鈍化・原油高・貿易再編・新興国市場の選別という観点から示唆を読み解く。
西田 航
