FRB内部が「AI投資はインフレの燃料か処方箋か」で二分、ウォーシュ議長が議会で語った「家族喧嘩」の中身
米連邦準備制度理事会が公表した7月の議事要旨に、インフレ要因として「AI投資ブーム」が中東情勢・関税政策と並んで記載された。中央銀行が特定の技術を物価上昇の材料として名指しする状況は、これまであまり例がない。ウォーシュ議長は議会証言でこの論争を「家族喧嘩」と表現し、自身は長期的にはAIがディスインフレをもたらすとの立場を示しつつ、足元の物価水準への懸念も口にした。市場では7月23日に利上げの織り込みが一時38%まで上昇し、30年物実質利回りは2008年以来の水準に接近している。金利と為替の前提が動く構造を読み解く。
