
Health
コンゴのエボラ流行で1週間に317人が死亡。現地に届いた5万回分のワクチンは、流行している株と一致していない
コンゴ民主共和国で続くブンディブギョ型エボラの流行が、8月22日時点で感染者5,514人・死者2,642人に達した。致死率47.9%は、同国で確認されてきた流行のなかで最大かつ最速の広がりになる。直近1週間だけで317人が亡くなった。ただし深刻さの中身は数字そのものではない。Africa CDCは実際の感染の30〜40%しか把握できていないと見ており、死亡例の97%が治療センターの外で起きている。8月18日にWHOが放出した7万回分のワクチンはザイール型向けで、今回の株への有効性は臨床で確認されていない。接触者追跡の到達率と5億1,800万ドルの資金調達、そして日本から見たときの距離感まで整理する。
西田 航

