Health
ワクチンのないエボラが国際緊急事態に。ブンディブギョ型の流行が問う備えの空白
WHOが2026年5月17日、コンゴ民主共和国とウガンダで広がるエボラの流行を「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)」と宣言した。原因はエボラウイルスの一種ブンディブギョ型で、よく知られたザイール型と違い承認されたワクチンも治療薬も存在しない。中心はDRC北東部イトゥリ州で、5月23日時点の疑い例は968件、死者は216人以上に急増。首都カンパラでも越境例が確認された。WHO、UN News、CDC、ECDCの情報を横断し、備えの空白という教訓と、国際保健に日本がどう関わるべきかを読み解く。
西田 航