ウォーシュFRBの初陣がタカ派転換。株高のなかで利上げ観測が復活した
新議長の初仕事が市場に冷や水を浴びせた。6月17日、FRBは政策金利を3.50〜3.75%に全会一致で据え置いたが、同時に示した金利見通しがタカ派に反転。年末金利の中央値は3月の3.4%から3.8%へ上がり、18人中9人が年内利上げを予想、17人が物価上振れと判断した。物価見通しは全体3.6%・コア3.3%と目標2%を大きく超え、成長見通しは2.2%へ引き下げ。停滞と物価高が同居するスタグフレーション的な局面が近づく。ケビン・ウォーシュ新議長の初会合でS&P500は1.21%安の7,420.10と1994年以来の下げ、国債利回りは上昇した。高い金利がより長く続く前提への転換を、円相場・日銀・企業の資金計画という日本への影響とともに整理する。
