音声モードがOpus・Sonnetに対応、高度な推論が会話に
これまでClaudeの音声モードはHaikuモデルのみで動作していたため、複雑なタスクへの対応は限定的だった。今回のアップデートにより、有料ユーザーはOpus、Sonnet、Haikuの3モデルから任意に選択できるようになった。デフォルトは、テキストチャットで最後に選択したモデルが引き継がれる形式だ。
音声モードは各モデルの「最速バージョン」を使用し、スムーズな会話体験を維持する設計となっている。会話の途中でモデルを切り替える機能も追加された。Anthropicによれば、商談のピッチ練習や複数の選択肢の比較検討、アイデアの整理など、高度な推論を要するユースケースを想定した機能拡張だという。
対応言語は英語、フランス語、ドイツ語、ヒンディー語、インドネシア語、イタリア語、日本語、韓国語、ポルトガル語、スペイン語の10言語。モバイル、デスクトップ、Webの各プラットフォームでベータ版として提供される。
GmailやSlackとの連携で「話すだけで仕事が動く」体験へ
今回のアップデートで特に注目されるのは、外部アプリとのクロスアプリ自動化機能だ。ユーザーの許可に基づき、GmailやSlackのコンテキスト情報にアクセスし、音声コマンドを通じてアプリ操作を起動できるようになった。
無料プランのユーザーはHaikuモデルと1つの連携アプリのみ利用可能で、Opus・Sonnetおよびすべての連携ツールは有料プランに限定される。
OpenAIとの競争構図が鮮明に
OpenAIのChatGPTは2024年半ばからGPT-4oを用いた音声会話機能を提供しており、今回のClaudeのアップデートは機能差の縮小を意味する。ただし、Anthropicのアプローチはネイティブな音声モデルを訓練するのではなく、既存のテキスト推論モデルを音声インフラに重ねる方式を採用している点で異なる。
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