Opinion
アンディ・バーナムが英国新首相に就任、10年で7人目という数字が映す議院内閣制の慢性的な不安定さの正体
英国で7月20日、キア・スターマーに代わりアンディ・バーナムが第80代首相に就任した。この10年で実に7人目の首相であり、頻繁な政権交代という英国政治の構造的な不安定さが改めて浮き彫りになった。かつてなら市場が大きく揺れたはずの局面だが、今回の反応は驚くほど静かだった。ポンドはほぼ横ばいで推移し、国債市場にも大きな混乱は見られない。就任早々、トランプ米大統領から「貧困にあえぐ災厄国家」と評される場面もあったが、バーナムは反論よりも国内の経済再建に軸足を置く姿勢を示している。就任の経緯と経済公約、市場の受け止め方を複数メディアの報道をもとにたどり、日本への示唆を読み解く。
西田 航
