Money
許家印に無期懲役、恒大への罰金は158億元。債権者の回収率0.57%が示す中国不動産バブルの終わり方
深圳市中級人民法院が2026年8月20日、中国恒大集団の創業者・許家印被告に無期懲役を言い渡した。恒大集団と恒大地産に科された罰金は合計158億2,000万元、日本円にすれば約2,100億円にのぼる。一族と旧経営陣あわせて56人が同時に判決を受けており、当局がこれを個人の不正ではなく組織的な事件として処理したことがうかがえる。だが債権者からの請求450億ドルに対し、香港の清算人が売却できた資産は約2億5,500万ドル、回収率は0.57%にとどまる。刑事罰金は国庫に入るもので、債権者への配当ではない。判決が確定させたことと、しなかったことを数字で整理する。
西田 航
