Opinion
プーチンの弾道ミサイルをキーウは一発も落とせなかった。防空の弾が尽きかけている
8月5日未明、ロシアはキーウをミサイル28発とドローン115機で攻撃した。ウクライナ軍はドローン98機を落とした一方、弾道ミサイル24発は一発も迎撃できず、駅で列車を待っていた乗客ら17人が死亡した。ゼレンスキー大統領は「迎撃弾があれば救えた」と述べ、2026年の防空ミサイル供給が前年の3分の1に落ちたことを明かした。背景には、対イラン軍事作戦で2,300発超から約800発まで減ったとされる米PAC-3在庫がある。三菱重工がPAC-3をライセンス生産し完成弾の対米輸出も始めた日本にとって、キーウの弾切れは対岸の話ではない。
西田 航