オープンソースモデルで大手クラウドに対抗
Together AIは2022年創業のサンフランシスコ拠点の企業で、DeepSeek、MiniMax、Kimiなどのオープンソース大規模言語モデルを企業向けにホスティングし、ファインチューニングできるクラウドプラットフォームを運営している。OpenAIやAnthropicといった閉鎖型モデルと比べ、コストを抑えながらAIワークロードを構築・運用できる点が特徴だ。
同社の年間予約ベースの収益(Annual Bookings)はすでに10億ドルを超えており、プラットフォーム上のオープンソースモデル利用量は直近1年で3倍に増加した。
サウジアラムコ率いる大型ラウンド
今回のラウンドをリードしたのはサウジアラムコの投資部門Aramco Ventures。Vista Equity Partners、General Catalyst、Emergence Capital、Nvidia、March Capital、Pegatron、SE Venturesなどが参加した。
前回調達は2025年2月のシリーズBで3億500万ドル(評価額約33億ドル)。今回の調達で評価額は1年半足らずで2.5倍を超えた。資金は欧州・アジア市場への展開加速とモデルのファインチューニング機能の強化に充てるとしている。
AI投資の新軸「オープン vs クローズド」
今回の大型調達は、AI産業において「オープンソース対クローズドモデル」の競争軸が明確化していることを映している。特定ベンダーのAPIへの依存を警戒する企業を中心に、カスタマイズ性・コスト・データプライバシーの観点でオープンソースモデルを選ぶ動きが加速している。
CEO兼共同創業者のPercy Liangは「フロンティアAIをすべての人がアクセスできるものにする」と声明で述べた。同社の台頭は、OpenAIやGoogleが席巻するAIクラウド市場に新たな競争軸をもたらす可能性がある。
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