Claude Code、韓国エンジニアリング組織に浸透
韓国の検索・テックコングロマリットであるNAVERは、全エンジニアリング組織へのClaude Code展開を発表した。「数千人のエンジニアがすでにClaude Codeを活用しており、コーディングツールの多様化と生産性の最大化を実現している」と同社は説明する。
NexonはライブサービスゲームのコードレビューとCI/CDへのClaude Code統合を公表。Samsung SDSはSamsung Electronics全体でClaude Cowork(社内向けAIコラボレーション)とClaude Codeを展開中で、LGグループのIT子会社LG CNSはグループ全体の数千人の従業員へのClaudeロールアウト計画を明らかにした。そのほか、Hanwha SolutionsはAWS Bedrock経由でのClaude採用、Channel Corp(顧客プラットフォーム「Channel Talk」、23万社以上が利用)もClaudeの統合を発表している。
アジア太平洋での拠点拡張と研究パートナーシップ
ソウルオフィスはAnthropicにとって、東京・ベンガルール(インド)に続くアジア太平洋第3拠点。代表取締役には元Snowflake KoreaゼネラルマネージャーのKiYoung Choi氏が就任した。
学術連携も発表されており、KAIST・高麗大学・延世大学・ポハン工科大学(POSTECH)が参加するNational AI Research Labコンソーシアムに最大60人の研究者へのClaudeアクセスを提供する。同社は韓国政府とAI安全・サイバーセキュリティ分野での協力も合意し、非営利分野ではGood Neighbors Koreaへの支援も行う。
エンタープライズAI市場でのClaudeの立ち位置
Claude Codeは2025年後半から企業への導入が急拡大している。Anthropicによると、一部主要顧客ではエンジニアが作成するPRの30〜35%にClaude Codeが関与するケースも出てきているという。
今回の韓国展開は、OpenAIやGoogleに対して「エンタープライズ×コーディング特化」で差別化を図るAnthropicの戦略的な一手だ。NAVERのようにアジア最大規模のエンジニアリング組織を取り込んだことは、AIコーディングツール市場のシェア争いにおいて象徴的な意味を持つ。韓国市場を足がかりとした東アジアでの存在感拡大を、Anthropicは着実に進めている。
ソース:
- Anthropic opens Seoul office and announces new partnerships across the Korean AI ecosystem — Anthropic(2026年6月17日)
- Anthropic opens Seoul office to expand ties with Korean AI ecosystem — The Korea Times(2026年6月18日)
- Anthropic Opens Seoul Office And Announces Korean AI Partnerships — Pulse2(2026年6月18日)