ゼレンスキーが総司令官シルスキーを解任、6日間の抗議が動かした人事。指揮文化の刷新を託された43歳ドラパティ
戦時下のウクライナで、軍の頂点が入れ替わった。ゼレンスキー大統領は7月21日、総司令官オレクサンドル・シルスキーを解任し、後任に43歳のミハイロ・ドラパティを充てた。きっかけは、首都キーウで6日間続いた抗議である。国防相の更迭に端を発した市民の怒りが、軍トップの首をすげ替えるところまで届いた。戦争のさなかに司令官を代えるのは大きな賭けである。それでもゼレンスキーが決断したのは、シルスキーの中央集権的な指揮への不満が軍の内外でくすぶり続けていたからだ。ドラパティに託されたのは、指揮文化そのものの刷新である。Kyiv Independent・Al Jazeera・NPRなどの報道をもとに、人事の構造と日本への示唆を読み解く。
