Health
欧州の熱波で1300人超が死亡。WHOが警告する「最も速く温暖化する大陸」の現実
欧州が、命を奪う暑さに覆われている。6月28日、WHOのテドロス事務局長は、6月21日以降に欧州で1300人超の超過死亡が確認されたと述べた(フランス24)。フランスだけで約1000人に上り、死者の多くは65歳以上。6月24日にはフランスが全国平均30.0度という観測史上最も暑い日を記録し、西部では43.8度に達した。ベルギーやドイツ、英国など11カ国で記録が更新された。テドロス氏は欧州が世界平均の2倍の速さで温暖化する大陸だと警告し、こうした熱波は気候変動前より約30倍起きやすいと指摘する。猛暑の常態化に直面する日本にとっても人ごとではない。高齢者の被害、電力・経済への影響、長期の適応という観点から示唆を読み解く。
西田 航
