Money
原油120ドルが突きつける難題。新議長ウォーシュのFRBは利上げに動くのか
中東情勢の緊張でブレント原油が1バレル120ドル前後と紛争前比約50%高に達した。ホルムズ海峡の混乱で日量約1000万バレルの記録的な供給ショックが生じ、ISM製造業仕入れ価格指数は4月に84.6と2022年以来の高さに。物価高と景気減速が同時に進む40年ぶりの板挟みのなか、FRBはパウエル氏に代わりケビン・ウォーシュ新議長を54対45の割れた採決で迎えた。トランプ大統領は利下げを求めるが、市場は2026年の利下げ織り込みを消し、一部は利上げを予想する。世界銀行、CNN、OilPriceの分析を横断し、物価高に直面する日本への含意を整理する。
西田 航