
黒田忠広
Tadahiro Kuroda
チップ同士を配線せず近接させて通信する技術を開き、省電力回路から3D集積、半導体の研究・人材基盤まで設計する回路研究者
黒田忠広は消費電力を抑えるCMOS回路と、チップ同士を近づけて信号を渡す近接場結合集積を研究してきた回路設計者です。東芝で低電力回路を開発した後、慶應義塾大学でチップ間無線通信や3次元集積を進め、2019年から東京大学でd.labを率いています。個別回路の性能だけでなく、設計ツール、試作環境、人材育成を共有する半導体研究基盤へ役割を広げました。2026年10月27日時点で東京大学特別教授、d.labセンター長、RaaS理事長です。
黒田忠広とは
黒田の仕事に共通するのは、計算量の増加をそのまま電力と配線の増加へ結び付けないことです。回路の電圧制御、チップ間通信、3D集積を研究し、現在は企業と大学が設計・試作を共有できる研究基盤まで対象を広げています。[1][2][5][3]
- 現在・代表的な役割
- 東京大学 特別教授・d.labセンター長/先端システム技術研究組合 理事長
黒田忠広の生い立ち・経歴
生い立ちから現在まで、肩書きだけでなく研究・開発・事業を動かした主要な出来事を時系列で追います。
東京大学工学部を卒業し、東芝へ入社した
企業の半導体研究所で、集積回路と低消費電力設計の研究を始めました。[1]
カリフォルニア大学バークレー校の客員研究員になった
1990年まで滞在し、集積回路研究の国際的なコミュニティへ活動を広げました。[1]
低電圧・低消費電力CMOSの研究を進めた
1990年代に電圧としきい値を動的に制御し、携帯機器と高密度LSIの電力を抑える設計を発展させました。[6]
慶應義塾大学へ移った
企業研究から大学へ移り、回路設計とチップ間通信の研究室を作りました。[1]
UC BerkeleyのMacKay Professorを務めた
回路研究と教育の国際交流を深めました。[1]
ISSCCの70年間で40件超の論文を発表した研究者として表彰された
回路分野の主要国際会議で長期にわたり成果を発表してきた実績が認められました。[7]
黒田忠広を読み解く3つの視点
知名度や肩書きではなく、技術と産業に残した変化から人物像を整理します。
出発点から現在地
年表の出来事をつなぎ、研究テーマや仕事の選択がどのように次の段階へ結びついたかを読み解きます。
技術思想・仕事の哲学
人生とキャリアを変えた3つの転機
生い立ちから現在までを一本の物語として見るために、方向を大きく変えた3つの選択に絞りました。
主な技術的功績と専門性
黒田忠広を評価するときの論点
個人の功績だけに還元せず、共同研究者、組織、社会への影響まで含めて考えるための視点です。
黒田忠広に関するよくある質問
TechCreateの関連記事
関連記事は準備中です。
References / 文献・リンク
もっと知る
本人のインタビュー、論文、公式プレゼンテーション、評伝を横断し、技術思想を立体的にたどれる資料を選びました。
選定:TechCreate編集部。リンク先の内容・販売状況は各配信元でご確認ください。
一次情報・参考資料
論文、大学・研究機関、企業開示、本人の公式発表を優先し、二次資料は背景確認に利用します。
- [1]
- [2]
- [3]
- [4]
- [5]
- [6]
- [7]
- [8]


