台風の名前と位置を訂正
27号の名称は「チョーイワン」で、初出時の「チャーミー」は誤りだった。同日15時の中心付近の最大風速は50m/s、強さは「非常に強い」。また、小笠原近海に中心があることだけでは、島が台風の目に入ったとは判断できない。本稿が参照した実況は、その断定を裏付けていない。[1]
28号についても、越境の向きを逆に説明していた。ウェザーニュースによると、ノロは西経域から進んできたハリケーンが台風となったものだ。日本から東へ離れてハリケーンに変わった、という初出時の説明は撤回する。29号はマーシャル諸島近海で発生しており、フィリピン東方での発生とした記述も訂正した。[2]
大きさと強さは別の尺度
「大型」と「猛烈」は、同じ指標の強弱ではない。 気象庁は大きさを強風域の半径で、強さを最大風速で区分している。「非常に強い」は44m/s以上54m/s未満、「猛烈な」は54m/s以上だ。最大瞬間風速と最大風速も混同できない。[3]

過去の予報を現在の見通しに置き換えない
10月5日付のウェザーニュースは、28号と29号の本州への接近について不確実性が大きいと説明していた。この記事の訂正から、現在の接近可能性や交通機関の運行予定を判断することはできない。[2]
初出時に掲載した気象庁担当者の発言や、国立環境研究所の研究紹介は、対応する原文・資料を確認できなかったため削除した。予報の日時、実況と予測の区別、発表元を揃えて読み取ることが必要だ。
まとめ
- 10月5日午後の台風情報を訂正した。名前・位置・越境の向きを取り違えると、別の現象として伝わってしまう。
- 台風の大きさと強さは異なる尺度。最大瞬間風速だけで「猛烈」と判断することもできない。
- 本稿は過去の記録であり、現在の防災判断には気象庁・自治体の最新情報が必要になる。






