Opinion
ローマで夜も25度を下回らない。イタリア全都市が史上初の熱波赤色警報に入った
イタリア保健省は8月6日、監視対象27都市のすべてに熱波の最高警報「赤色警報」を出した。2004年の監視開始以来、全都市同時は初めてである。今夏4度目の熱波で、90歳の女性は庭で、55歳の警備員は車内で、40歳の大工は屋根の上で亡くなった。10以上の州は予報連動で昼の屋外労働を自動停止する条例を運用しているが、制度の網から漏れる働き手は残る。2003年の欧州熱波で7万人が亡くなった記憶から生まれた監視制度が、想定した最悪の盤面を迎えた。暑さはもう天気の話ではなく、労働と制度の話になっている。
西田 航