Samsungは3月10日、Galaxy S26シリーズに搭載するAIアシスタント機能において、OpenAIおよびPerplexity AIとの提携を拡大すると発表した。従来のGoogle Gemini一択から脱却し、ユーザーが複数のAIモデルを切り替えて使える「マルチAI戦略」を本格展開する。
提携の内容
Galaxy S26では、以下のAIアシスタントがネイティブ統合される:
- Google Gemini — デフォルトのAIアシスタント(従来通り)
- OpenAI GPT-5 — Samsung Notes、ブラウザ、カメラアプリ内で利用可能
- Perplexity AI — 検索・リサーチ特化モード
ユーザーはタスクに応じてAIモデルを切り替えることができ、設定画面からデフォルトのアシスタントも変更可能だ。
なぜマルチAIなのか
背景にあるのは、AppleがiOS 19でSiri/Apple Intelligenceを大幅強化したことへの対抗だ。Appleは自社モデルとOpenAIの組み合わせで「垂直統合型AI体験」を推進している。
Samsungはこれに対し、「選択肢の多さ」で差別化する戦略を選んだ。Android陣営のオープンなエコシステムを活かし、ユーザーが最適なAIを選べる自由度を訴求する。
AI競争の新フェーズ
スマートフォン市場におけるAI競争は、「搭載するかしないか」から「どのAIをどう統合するか」に移行した。Samsungのマルチベンダー戦略は、AIプラットフォーム戦争の新たな局面を示している。
Googleにとっては、最大のAndroidパートナーが競合AIを同列に扱うことへの懸念もあるだろう。スマートフォンOSとAIモデルの関係性が再定義されつつある。
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