まず現在地——フランスが4強一番乗り
7月10日の準々決勝で、フランスがモロッコを2-0で下し、3大会連続のベスト4進出を決めた。前回大会準決勝の再戦は、60分にエムバペ、66分にデンベレのゴールで決着。モロッコのGKヤシン・ブヌが前半にエムバペのPKをセーブする見せ場もあった。
この1勝でエムバペは今大会8得点目。得点ランキングトップのメッシ(アルゼンチン)に並んだ。「メッシ vs エムバペ」の得点王争いが、そのまま優勝争いの主軸になっているのが今大会の構図だ。
準々決勝 残りカードと日程(日本時間)
| 日時(日本時間) | カード | 会場 |
|---|---|---|
| 7月11日(土)4:00 | スペイン vs ベルギー | SoFiスタジアム(ロサンゼルス) |
| 7月12日(日)6:00 | ノルウェー vs イングランド | — |
| 7月12日(日)10:00 | アルゼンチン vs スイス | — |
※スペイン vs ベルギーの結果は本稿執筆時点で未確定。確定し次第、追記する。
それぞれの注目ポイントを数字で見ておこう。
スペイン vs ベルギー——スペインは今大会ここまで無失点。W杯6試合連続無失点、代表35試合無敗、GKウナイ・シモンは609分間ゴールを割らせていない。対するベルギーは、グループ最終戦でニュージーランドに5-1、ラウンド16でセネガルに延長3-2、そして開催国アメリカに4-1と、勝ち上がるほど攻撃力が爆発している。「最強の盾」対「上り調子の矛」だ。
ノルウェー vs イングランド——今大会最大のジャイアントキリングを起こしたのがノルウェー。優勝候補筆頭だったブラジルを撃破してのベスト8入りだ。勢いそのままにイングランドの牙城を崩せるか。
アルゼンチン vs スイス——前回王者アルゼンチンは、38歳のメッシが得点ランクトップという異次元の大会を過ごしている。連覇へ向けた最初の関門がスイス戦だ。
準決勝の日程・放送(日本時間)
| 試合 | 日時(日本時間) | 開催地 | 放送・配信 |
|---|---|---|---|
| 準決勝 第1試合 | 7月15日(水)4:00 | ダラス | 日本テレビ系+DAZN |
| 準決勝 第2試合 | 7月16日(木)4:00 | アトランタ | NHK+DAZN |
準決勝は2試合ともDAZNで無料配信が予定されている。地上波は第1試合が日本テレビ系列、第2試合がNHKと分担する形だ。
対戦カードは、フランスが「スペイン vs ベルギーの勝者」と対戦。もう一方の準決勝は「ノルウェー vs イングランドの勝者」対「アルゼンチン vs スイスの勝者」となる。
3位決定戦・決勝
| 試合 | 日時 | 会場 |
|---|---|---|
| 3位決定戦 | 現地7月18日(日本時間7月19日) | — |
| 決勝 | 7月20日(月)4:00(日本時間) | メットライフ・スタジアム(ニュージャージー) |
決勝の舞台メットライフ・スタジアムは、NFLのジャイアンツとジェッツが本拠地を共有する8万人超収容の巨大スタジアム。史上初の48カ国大会、史上初の3カ国共催W杯は、ニューヨーク近郊で幕を閉じる。
日本時間は月曜の早朝4時キックオフ。**「月曜の朝、世界一が決まってから出社する」**のが2026年7月20日の正しい過ごし方になりそうだ。
テック視点の小ネタ——W杯は巨大なテックイベントでもある
TechCreate読者向けに補足しておくと、今大会はピッチ外の「テック」も見どころが多い。
FIFAは2022年カタール大会から半自動オフサイドテクノロジー(ボール内蔵センサー+カメラトラッキング)を導入しており、ミリ単位のオフサイド判定が数秒で下される時代になった。今大会ではGoogleのGeminiがFIFAと組み、戦術分析やファン向けAI機能を展開している(詳しくはこちらの記事で解説した)。
また、W杯というイベント自体のビジネス構造に興味がある人は、なぜワールドカップは"開催国の赤字"が常識なのかもあわせてどうぞ。FIFAだけが儲かる収益構造を数字で分解している。
今日の1行まとめ
残りは最大5試合。メッシとエムバペの得点王争いを軸に、7月20日(月)朝4時の決勝から逆算して観戦計画を立てよう。
グループステージからの全日程・結果を振り返りたい人は、ワールドカップ2026 全日程まとめをどうぞ。この記事は準々決勝の結果確定にあわせて更新していく。


