30秒で自分の側を知る3つの質問
細かい比較に入る前に、大枠の振り分けから始めたい。判断を分けるのは、料金の細部ではなく生活の形のほうだ。
Q1で少しでも迷ったなら、月額の安さより契約の出口を先に見たほうがいい。ジムは入るときより、やめるときのほうが面倒になりやすいからだ。
もっとも、これはあくまで大枠の話にすぎない。同じ「エニタイム寄り」でも、通える店舗の会費が9,900円か7,678円かで結論は変わってくる。
表面価格ではなく1年総額で並べる
まず両社の料金構造を整理する。ここが一番、世の中の情報とズレやすいところだ。
FIT PLACE24が掲げる「月額2,980円」は税抜表記で、税込では3,278円になる。しかもこれはプレミアム会員という12ヶ月の在籍条件つきプラン限定の価格だ。
縛りなしで通えるライト会員は税込5,478円で、プレミアムの1.67倍になる。また新宿など一部の都心店はベース価格が1,000円高い3,980円系で設定されており、公式サイトの「2,980円〜」の「〜」はここを指している。
| プラン | 月会費(税込) | 在籍条件 | 中途解約の違約金(税込) |
|---|---|---|---|
| プレミアム会員 | 3,278円 | 12ヶ月 | 5ヶ月目末日まで6,600円/5〜11ヶ月目3,300円 |
| スタンダード会員 | 4,378円 | 6ヶ月 | 6ヶ月目末日まで4,400円 |
| ライト会員 | 5,478円 | なし | なし |
| スタジオ会員(女性専用ピラティス併設店) | 10,780円〜 | 12ヶ月 | プレミアムと同条件 |
ここに見落とされがちな費用がふたつ乗る。ひとつは入会金5,500円で、キャンペーンで無料になることが多いものの、再入会時は必ず発生する。
もうひとつが施設メンテナンス料5,500円だ。入会月の翌々月に初回が課金され、以降は毎年同じ月に発生する。月割りすると約458円で、プレミアム会員の実質月額は約3,736円という計算になる。
一方のエニタイムフィットネスは、全社統一の月会費を公表していない。運営元のFast Fitness Japanはマスターフランチャイジーで、店舗の8割以上が独立採算のフランチャイズだからだ。
家賃も人件費も立地で違う以上、会費も割れる。公式サイトも「月会費や入会キャンペーン等の実施は各店舗ごとに異なります」と明記している。
実際に公式店舗ページを確認した実額が以下になる。いずれも2026年9月4日時点のもので、キャンペーンは月替わりのため入会前の再確認をおすすめしたい。
| 店舗 | 月会費(税込) | セキュリティキー発行手数料 |
|---|---|---|
| 渋谷店(東京) | 9,900円 | 5,500円 |
| 東新宿店(東京) | 9,350円 | 5,500円 |
| みなとみらい店(横浜) | 8,140円 | 5,500円 |
| 大阪大手前店(大阪) | 8,140円 | 5,500円 |
| 名古屋白土店(名古屋) | 7,678円 | 5,500円 |
| 長野中央店(長野) | 7,678円 | 5,500円 |
渋谷と長野中央で2,222円、率にして約29%の差がある。「エニタイムは月8,000円」と一本値で語られがちだが、実際には自分が通える店舗のページを開かないと話が始まらない。
では1年通った場合の総額はどうなるか。エニタイムは入会金0円だがセキュリティキー発行手数料5,500円がかかり、入会当月は日割り、翌月分は前払いという構造になっている。
年間の差は決して小さくない。ただしこの表の一番上と一番下では、契約の性質そのものが違う。
FIT PLACE24のプレミアムは12ヶ月通い切ることを前提にした価格であり、エニタイムは1ヶ月でやめても違約金が発生しない。同じ土俵の数字ではない、という前提を置いたうえで見比べたい。
契約の縛りと、やめるときのコスト
初心者にとって本当に効いてくるのは、実は入会条件より退会条件のほうかもしれない。運動習慣が続くかどうかは、始めてみないと自分でもわからないからだ。
エニタイムフィットネスは公式に「契約期間の縛りなし」「入会金0円」を掲げており、通常会員に違約金は設定されていない。ただし初回に2ヶ月分(当月日割り+翌月満額)を前払いする構造のため、1ヶ月でやめても実質2ヶ月分の負担になる点は知っておきたい。
FIT PLACE24は前述のとおりプレミアムとスタンダードに在籍条件がある。そしてこの違約金には、2026年に大きな変更があった。
違約金は2026年に半額以下へ改定されている
適格消費者団体である特定非営利活動法人「消費者被害防止ネットワーク東海」が、2026年2月13日に株式会社FIT PLACEへ申入れを行った。根拠は消費者契約法9条1項1号、いわゆる平均的な損害を超える違約金条項の無効を定めた規定だ。
争点は、中途解約の違約金が、そのまま在籍して月会費を払い続けるより高くなる場面があった点にある。解約を思いとどまらせる構造になっている、という指摘だった。
会社側はこれを受け入れ、違約金を改定した。同団体は改善事例として内容を公表している。
| 契約 | 改定前(税込) | 改定後(税込) |
|---|---|---|
| 12ヶ月契約・5ヶ月目末日まで | 13,200円 | 6,600円 |
| 12ヶ月契約・5〜11ヶ月目末日 | 13,200円 | 3,300円 |
| 6ヶ月契約 | 6,600円 | 4,400円 |
ここが重要なのだが、ネット上の解説記事や比較サイトの多くが、いまだに「違約金13,200円」と改定前の数字を掲載している。金額の印象がまったく違うので、比較記事を読むときは公式の利用規約と照らし合わせたほうがいい。
もうひとつ、休会には注意点がある。FIT PLACE24の休会は月1,100円・最大3ヶ月だが、休会した月は在籍期間にカウントされない。つまり休むと12ヶ月の縛りがその分だけ後ろへ延びる。
退会手続きの非対称
やめる手続きの重さは、両社で性格が逆になっている。
| 項目 | エニタイムフィットネス | FIT PLACE24 |
|---|---|---|
| 手続き方法 | 所属店舗へ来店し書面で提出 | 会員マイページのWebのみ |
| 受付できる時間 | スタッフアワー内のみ | 24時間いつでも |
| 締め日 | 毎月10日(11日以降は翌月末退会) | 毎月15日(16日以降は翌月末退会) |
| 休会 | 月1,100円・毎月10日締め | 月1,100円・最大3ヶ月 |
| 再入会時の費用 | セキュリティキー5,500円 | 入会金5,500円(キャンペーン適用外) |
24時間営業のジムなのに退会だけは平日日中の来店が必要、というエニタイムの非対称は不満として上がりやすい。「エニタイムフィットネス 退会 店舗に行けない」という検索が月1,400回ほどあるという分析もある。
逆にFIT PLACE24はWebで完結する代わりに、水素水や体組成計といったオプションは個別解約が必要で、無料お試し期間が自動更新される。解約し忘れて課金され続けた、という口コミが実際に出ている。
シャワーの有無が、通い方を決める
設備面で最も生活に響く差は、おそらくシャワーだ。ここは両社で明確に分かれる。
エニタイムフィットネスは全店に個室シャワールームを完備しており、追加料金なしで使える。ドライヤーもあるが、シャンプー・ボディソープ・タオルは持参する必要がある。
FIT PLACE24は公式FAQで「シャワールームのご用意はございません」と明記している。全店共通で、ここは店舗差ではない。
どちらもプールとスタジオレッスンは持たない。総合スポーツクラブのようにレッスンで運動を始めたい人には、そもそも両方とも向かないという見方もできる。
マシン構成については、FIT PLACE24を「低価格の割に本格的」と評価する声が目立つ。浦安店の例ではパワーラック8台・スミスマシン3台・トレッドミル12台という構成で、ダンベルは1kgから50kgまで揃っている。
ただしこれは店舗差が非常に大きい部分でもある。エニタイムも「器具の種類が少なく1種類あたり1台しかない」という不満が特定店舗の口コミに出ており、どちらも自分が通う店舗を見てから判断するしかない。
他店舗が使えるかどうかは、条件が真逆
出張や帰省が多い人にとって、相互利用の条件は月会費以上に効いてくる。
エニタイムフィットネスは、追加料金も手続きもなしで国内外の全店舗を利用できる。以前は「入会後31日経過してから」という制限があったが、2023年8月23日に撤廃され、現在は利用開始日から使える。
なお「エニタイムパスポート」「グローバルアクセス」といった呼び方が一部で流通しているが、公式にその名称は存在しない。公式が使うのは物理キーの「セキュリティキー」と、スマホ入館の「アクセスパス」という言葉だ。
対してFIT PLACE24は「全国使い放題」と表現されているものの、実際には相互利用プランへの変更が必要になる。月1,100円の追加で、新規入会者が使えるのは最短で入会3ヶ月目からだ。
| 項目 | エニタイムフィットネス | FIT PLACE24 |
|---|---|---|
| 相互利用の追加料金 | なし | 月1,100円(プラン変更) |
| 使えるまでの期間 | 利用開始日から | 最短で入会3ヶ月目 |
| 対象範囲 | 国内1,282店舗+世界約6,000店舗 | 国内の対象店舗(新規店は開店2ヶ月後から) |
| 店舗数 | 国内1,282店舗(2026年7月31日時点) | 公式店舗一覧の掲載は約447件(2026年9月4日時点) |
| 会員数 | 国内120万人(2026年7月31日時点) | 20万人突破(2025年9月時点) |
どちらも「よく使う店舗が自動でホーム店舗に切り替わる」ルールを持っている点は共通している。FIT PLACE24は2ヶ月連続で最も多く使った店舗へ自動変更され、レンタルロッカーが新ホーム店舗にない場合は自動解約になる。
エニタイムも所定の基準で自動移籍が発生し、移籍先の会費を支払うことになる。ただし基準の具体的な閾値は公表されていない。
初心者サポートは、どちらも「時間帯」に縛られる
ここが初心者にとって一番の関心事だと思うが、結論から言えば両社とも似た制約を抱えている。スタッフがいる時間帯にしか、人からは教われない。
エニタイムフィットネスには「ファーストオリエンテーション」という無料・予約制のサービスがあり、スタッフがマシンの使い方やトレーニング方法を教えてくれる。ただし受けられるのはスタッフアワー内に限られる。
渋谷店のスタッフアワーは10:00〜14:00と15:00〜19:00、みなとみらい店は10:00〜19:00だった。深夜や早朝しか行けない人は、物理的にこの機会を使えないことになる。
FIT PLACE24は少し違うアプローチを取っている。各マシンにQRコードが貼ってあり、読み込むと使い方の解説動画がスマホで見られる。公式LINEでも部位別のトレーニング動画が配信される。
さらに新規入会者はパーソナルトレーニングを1回無料で受けられる。無料体験は約40分で、各店舗50名限定という形を取っている。
| サポート | エニタイムフィットネス | FIT PLACE24 |
|---|---|---|
| 初回の無料指導 | ファーストオリエンテーション(予約制) | パーソナルトレーニング1回無料 |
| 自習ツール | 公式アプリの動画・ワークアウトプラン | マシンのQRコード動画・公式LINE配信 |
| スタッフ在席 | 店舗ごとに設定。ノースタッフデーのある店も | おおむね11:00〜20:00とされる(店舗差あり) |
| 追加のパーソナル | 相場60分6,000〜8,000円。トレーナーごとに料金が違う | 月会費9,800円〜のパーソナル会員プラン |
| その他 | Apple Fitness+を追加料金なしで利用可(2026年1月〜) | 山澤礼明氏監修のトレーニングプログラムをアプリに収録 |
エニタイムのApple Fitness+提携は2026年1月に始まったもので、通常980円/月のサービスが会員特典として使える。ただし3ヶ月ごとに更新操作が必要で、期限内に更新しないと止まる点は覚えておきたい。
FIT PLACE24の運営元である株式会社FIT PLACEの代表取締役は、チャンネル登録者数約114万人の筋トレYouTuber・山澤礼明氏だ。「監修」ではなく経営者本人という点が、他の監修ジムとの違いになっている。
なお、初心者に向くかどうかについては評価が分かれている。「フォームを教わる機会がなく、間違ったやり方のまま続けてしまう」という指摘がある一方で、「動画とアプリで自習できるなら十分回る」という反論もある。
自分が動画を見て試行錯誤するタイプか、人に見てもらいたいタイプかで、答えは変わってくるのだろう。後者なら、最初の2〜3ヶ月だけパーソナルジムでフォームを覚えてから移る、という順番を提案する人もいる。
実際のユーザーの声を、良否そろえて読む
口コミを見るときに、ひとつ知っておいたほうがいいことがある。FIT PLACE24については、店舗施策としてGoogleマップの口コミを募集しており、星5の投稿でプロテインバーがもらえる形を取っているという指摘が複数の第三者メディアから出ている。
星の平均値だけを見て判断するのは、どちらのジムについても避けたほうが無難だと思う。中身の文言を読むほうが、はるかに参考になる。
第三者調査による定量評価
GMOリサーチの「24時間ジム顧客満足度ランキング2026」では、FIT PLACE24は総合5位・62.53点だった。項目別の凸凹がはっきり出ている。
| 評価項目 | FIT PLACE24のスコア | 順位 |
|---|---|---|
| コストパフォーマンス | 66.79 | 4位 |
| 入会のしやすさ | 59.60 | 4位 |
| 施設の質 | 61.19 | 5位 |
| セキュリティ | 55.82 | 6位 |
| 衛生管理 | 53.20 | 8位 |
| アクセス | 50.11 | 8位 |
コスパは高く評価され、衛生管理とアクセスは相対的に低い。これは後述する「マシンを拭かない」「シャワーがない」「無人時間帯がある」といった口コミと整合している。
エニタイムフィットネスについては、口コミサイトのみん評に756件のレビューがあり、総合評価は3.36(カテゴリ平均2.94)だった。項目別では料金3.43、設備3.47、衛生面3.35に対し、スタッフが3.29と最も低い。
エニタイムに寄せられている声
肯定的な評価で目立つのが、相互利用の使い勝手だ。
他のチェーンジムだと登録店以外の他店利用は大抵追加料金取られるが、基本会費のみで追加料金なく他店利用OKなのはエニタイムの競合に対するアドバンテージの一つ
大箱のスポーツクラブや、最近流行りのパーソナルジムに比べて安いのがいいです。自分は職場のすぐ近くにあったので、仕事帰りに寄ってサッと済ませて帰る、という利用方法で続いています
一方で、スタッフ対応と混雑については厳しい声も出ている。初心者にとって直接響くのは次のような投稿だろう。
入ったばかりの頃機械のやり方を聞いたら、僕バイトなので機械の使い方は分かりませんと言われた
器具の種類が少なくまた1種類あたり1台しかないので、少し人数が増えてくると使いたい器具を使おうとすると結構待たされてしまいます
高校生が無料で使えるハイスクールパスについても、業界初の社会貢献施策として評価される一方で、有料会員からは学校帰りのグループがマシンを占領するという不満が投稿されている。制度そのものと現場の体験が同居している構図だ。
ただし、店舗による差が大きいことを本人が書いている口コミもある。
お店やスタッフによりかなりばらつきがあります。(中略)入会される場合は設備だけではなく客層やお店の雰囲気を十分に吟味される事が大切
FIT PLACE24に寄せられている声
設備の充実に驚く声が多いのが特徴だ。
とにかく広いし、ライティングも最高だし楽しすぎて気付いたら3時間超えてた
器具も多いしベンチ常に空いてるから気分上々!!!しかも安い
否定的な声はシャワーとマナー、混雑に集中している。
シャワーが無い…汗流したいよ
時間帯によっては人が多すぎて、使いたいマシンが使えなかった
マシンを使った後に拭かない
マナー面については、24時間ジムという業態そのものに由来する構造的な問題という指摘もある。スタッフアワー以外は無人になるため、注意する人がいないという理屈だ。これはエニタイムにも同じ口コミが出ているので、片方だけの問題ではない。
女性利用者については、体験レポートで「男性の会員が圧倒的に多い」という記述が複数ある。エニタイムの男女比を8対2とする資料もあるが、原典は2021年9月末時点の数字で、2026年の最新値は公表されていない。
判断基準を7項目に絞る
ここまでの内容を、入会前に自分で確認できる形にまとめておく。
| 確認する項目 | エニタイム有利 | FIT PLACE24有利 |
|---|---|---|
| 1年通う自信 | 自信がない・転勤の可能性がある | 同じ街に1年以上いる |
| シャワー | 職場や外出前に寄る | 帰宅してから風呂に入る |
| 通う時間帯 | 深夜・早朝が中心(シャワー込みで完結) | 日中・夕方に通える |
| 出張・帰省 | 頻繁にある(初日から全国と海外で使える) | ほぼ自宅周辺のみ |
| 月々の予算 | 8,000円前後を許容できる | 4,000円以内に抑えたい |
| 教わりたい度 | スタッフアワー内に行ける | 動画で自習できる |
| 店舗の選択肢 | 全国1,282店舗から選べる | 近所に店舗がある |
そのうえで、実際に行動するなら次の順番をおすすめしたい。
- 通える範囲の店舗を地図で洗い出す。エニタイムは店舗ごとに会費が違うので、必ず該当店舗のページで月会費を確認する
- 両方を見学する。エニタイムは店舗により1週間体験などを実施しており、FIT PLACE24は無料見学のほかビジター利用の用意もある
- 混雑する時間帯に一度行ってみる。自分が通う時間帯の実態は、口コミより自分の目のほうが正確だ
- 契約前に、公式の利用規約と特定商取引法に基づく表記を読む。違約金の数字は比較サイトではなく公式で確かめる
よくある質問
結局どちらが安いのですか
12ヶ月通い切る前提なら、FIT PLACE24のプレミアム会員が明確に安くなります。年間の支払総額の目安は約50,336円で、エニタイムフィットネスの店舗次第では2倍以上の差がつきます。
ただし途中でやめる可能性があるなら計算は変わります。エニタイムには違約金がなく、FIT PLACE24のプレミアムは在籍11ヶ月目までの退会で3,300円から6,600円が発生します。
FIT PLACE24の違約金は13,200円ではないのですか
現在は改定されています。2026年2月13日に適格消費者団体「消費者被害防止ネットワーク東海」が消費者契約法9条1項1号を根拠に申入れを行い、会社側が受け入れました。
改定後は12ヶ月契約で6,600円と3,300円、6ヶ月契約で4,400円です。13,200円と書いている記事は改定前の数字なので、公式の利用規約で確認することをおすすめします。
シャワーはどちらにもありますか
エニタイムフィットネスは全店に個室シャワーがあり、追加料金なしで使えます。シャンプーとタオルは持参が必要です。
FIT PLACE24は公式FAQで全店にシャワーがないと明記しています。トレーニング後にそのまま外出したい人には、ここが実質的な分かれ目になります。
他の店舗も使えますか
エニタイムフィットネスは追加料金も手続きもなしで、利用開始日から国内外の全店舗を使えます。かつてあった「入会31日後から」という制限は2023年8月23日に撤廃されています。
FIT PLACE24は月1,100円の相互利用プランへの変更が必要で、新規入会者が使えるのは最短で入会3ヶ月目からです。
完全な初心者でも通えますか
どちらもマシンの使い方を学ぶ手段は用意されています。エニタイムには無料のファーストオリエンテーション、FIT PLACE24にはマシンのQRコード動画と入会時のパーソナル1回無料があります。
ただし人から教わる機会はどちらもスタッフのいる時間帯に限られます。深夜や早朝しか行けない場合は、動画で自習する前提になる点は知っておいたほうがよさそうです。
退会は簡単ですか
FIT PLACE24は会員マイページからWebで完結し、毎月15日が締め日です。エニタイムフィットネスは所属店舗へ来店して書面を提出する必要があり、締め日は毎月10日になります。
24時間営業のジムなのに退会だけは平日日中の来店が必要、というエニタイムの構造は不満として挙がりやすい点です。
まとめ:続けられる形から逆算する
ここまで整理してきて思うのは、この2社は同じ「24時間ジム」という括りに入っていても、賭けている方向が違うということだ。
エニタイムフィットネスは、店舗数とシャワーと縛りのなさで「やめにくさをつくらない」設計になっている。会費は高めだが、続かなかったときの損失も小さい。
FIT PLACE24は、シャワーを削り、12ヶ月の在籍条件と引き換えに月額を抑えている。1年通うと決められる人には強いが、その決断を入会時点で求められる。
そして違約金が2026年に半減した経緯は、この構造が消費者側から問われた記録でもある。安さの裏側に何が置かれているのかを見る目は、ジム選びに限らず持っておいて損はない。
初心者にとっての本当の敵は、月に数千円の差ではなく、3ヶ月で行かなくなることのほうかもしれない。あなたが続けられそうなのは、どちらのジムだろうか。
出典・参考
- FIT PLACE24 公式サイト
- FIT PLACE24 公式FAQ
- FIT PLACE24 利用規約
- FIT PLACE24 特定商取引法に基づく表記
- FIT PLACE24 相互利用について
- 消費者被害防止ネットワーク東海「株式会社FIT PLACEに対する申入れ」
- GMOリサーチ 24時間ジム顧客満足度ランキング2026
- エニタイムフィットネス 公式サイト
- エニタイムフィットネス ナットクの月会費
- エニタイムフィットネス 公式FAQ
- エニタイムフィットネス 相互利用の31日制限撤廃のお知らせ(2023年8月)
- エニタイムフィットネス 初めての方へ
- エニタイムフィットネス HIGH SCHOOL PASS
- Fast Fitness Japan プレスリリース(国内120万人・1,282店舗)
- エニタイムフィットネス × Apple Fitness+
- みん評 エニタイムフィットネスの口コミ
※料金・キャンペーン・設備は2026年9月4日時点の公式サイト掲載内容にもとづきます。店舗ごとに異なる項目が多いため、入会前に該当店舗のページと利用規約をご確認ください。



