タスク計画をクラウドに移行する仕組み
Ultraplanは、ターミナルから計画ジョブを開始すると、実際の推論処理をClaude Code Webインターフェース上のOpus 4.6が引き受ける設計になっている。ローカルで計画が完成するまで待機する従来の方式とは異なり、クラウド側が最長30分にわたってディープリーズニングを続け、完成した計画をブラウザ上で確認できる。
ブラウザのインターフェースでは、計画の個別セクションにインラインでコメントを残したり、絵文字リアクションを付けたり、修正リクエストを送ることができる。完成した計画はブラウザからそのまま実行することも、ターミナルに戻して実行することも可能だ。
Anthropicは公式ドキュメントで「計画フェーズは並列エージェントによって複数の視点から検討される」と説明している。具体的な並列数は公開されていないが、「Contemplating mode」と類似した複数エージェント協調の仕組みが用いられているとみられる。
利用要件と現時点の制約
Ultraplanを利用するには、Claude Codeのウェブアカウント、GitHubリポジトリ、バージョン2.1.91以降のClaude Codeの3つが必要となる。Amazon Bedrock、Google Cloud Vertex AI、Microsoft Foundry経由での利用には対応していない。
現在は「リサーチプレビュー」の位置づけであり、Anthropicは「機能と挙動はユーザーフィードバックをもとに変更される可能性がある」としている。正式リリースの時期は明らかにされていない。
エンジニアリングコミュニティでは、長時間の設計タスクをバックグラウンドで処理できる点が評価されている。一方、クラウド依存による料金設計の透明性や、計画の品質検証方法についての議論も始まっている。コーディングエージェントが「実行」に加えて「設計」フェーズも担う方向性は、AIによるソフトウェア開発支援の次のフェーズを示唆するものだ。
ソース:
- Claude Code's new Ultraplan feature moves task planning to the cloud — The Decoder(2026年4月11日)
- Plan in the cloud with Ultraplan — Claude Code Docs
- Claude Code's Ultraplan Bridges the Gap Between Planning and Execution — DevOps.com(2026年4月11日)