Opinion
米中「戦略的安定」の三年。トランプ訪中で固まった枠組みと、台湾という消えない火種
2026年5月、トランプ大統領が約9年ぶりに現職米大統領として訪中し、習近平国家主席と二日間の首脳会談に臨んだ。両首脳は「建設的で戦略的に安定した米中関係」を今後三年間の指針とすることで合意。米側は「公平さと相互主義」を条件に付した。習氏は台湾を「最も重要な問題」とし、独立の動きが適切に扱われなければ「衝突、さらには紛争」もありうると警告した。CNBC、CFR、CSIS、EIUの分析を横断し、「リセットではなく安定化」と評される会談の実像と、米中のはざまに立つ日本への含意を読み解く。
西田 航