Opinion
ホルムズ海峡が再び開いた。米イラン暫定合意と、原油の9割超を中東に頼る日本の宿題
2026年2月末に始まった米イラン戦争が停戦へ。6月15日に初期合意(NPR)、6月17日にフランス・ベルサイユで覚書が署名され、ホルムズ海峡の再開と最終合意へ向けた60日間の交渉期間を定めた。米国は海上封鎖の解除・イラン産原油の輸出制限緩和・3000億ドル規模の復興計画を約束。原油は6月12日時点で1バレル89.94ドルへ下落。CFRは「海峡は開くが、なすべきことは多い」と慎重。日本は原油の95.1%を中東に依存し約73.7%がホルムズ経由。3月の備蓄8000万バレル放出の意味と、エネルギー安全保障の構造的課題を読み解く。
西田 航
