スタートアップ史上最大のVCラウンド
今回のシリーズHは、スタートアップ史上最大規模の単回資金調達とみられている。 Altimeter Capital、Dragoneer、Greenoaks、Sequoia Capitalが共同リードを務め、Capital Group、Coatue、D1 Capital Partners、GIC、ICONIQ、XNが参加した。
インフラ面でも戦略的パートナーシップを拡充した。 Amazonが既存出資枠の一部として最大50億ドルを含む形で参加。 GoogleとBroadcomとの連携で次世代TPUの5ギガワット相当の計算能力を確保した。 SpaceXのColossus 1・Colossus 2へのGPUアクセスも取得し、Micron、Samsung、SK hynixも戦略的パートナーとして加わった。
年間換算収益470億ドル、初の黒字化も視野に
Anthropicによると、2026年5月時点の年間換算収益(ランレート)は470億ドルを超えた。 2月のシリーズG完了からわずか数か月での急伸である。 The Wall Street Journalは、同社が年間130%の収益成長を経て初の営業黒字化を見込んでいると報じている。
調達資金の用途は、安全性・解釈可能性研究の継続、計算インフラの拡充、そしてClaude CodeやCoworkといった製品・パートナーシップの拡大の三本柱だ。 CFOのKrishna Rao氏は「今経験している歴史的な需要に対応し、Claudeの提供範囲を法人プラットフォーム全体に広げていく」と述べた。
「IPO前最後の私募」となるか
今回のラウンドは「上場前の最後の私募資金調達になり得る」とTechCrunchは伝えている。 時価総額が1兆ドル目前に迫り、AI主要プレイヤーの公開市場への動向に注目が集まる。
OpenAIは3月に1,220億ドルを調達し8,520億ドルの評価額を達成していたが、今回でAnthropicが逆転した。 AIインフラ需要と巨額資本の集中が続く中、主要プレイヤー間の資本規模の競争はさらに激化している。
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