300億ドル超の巨額ラウンド、Sequoiaら4社が共同リード
フィナンシャル・タイムズやBloombergの報道によれば、Sequoia Capital、Dragoneer Investment Group、Altimeter Capital、Greenoaks Capitalの4社がそれぞれ20億ドル以上を拠出し、ラウンドを共同リードする。既存投資家であるPeter Thiel率いるFounders FundやGeneral Catalystも追加出資に参加する見込みだという。
同社の直近の資金調達歴を振り返ると、2026年2月には評価額3,800億ドルで300億ドルを調達している。それからわずか約14週で評価額が2.4倍近くに膨らんだことになり、AI企業への投資家需要の強さを改めて示した形だ。
急成長する収益——Q2年換算で500億ドルを超える見通し
評価額の急騰を支えているのは、目を見張る収益成長だ。Anthropicは2025年末の年換算売上高90億ドルから、2026年Q1には年換算190億ドル超へと急拡大。Q2の売上高は109億ドルに達すると見込まれており、これは四半期単体でQ1を倍以上上回る数字だ。
同社は投資家向け説明資料の中で、6月末時点の年換算売上高は500億ドルを突破するとの見通しを示したとされる。2024年1月の月次売上高換算が8,700万ドルだったことを考えると、2年強で数十倍規模に達したことになる。
Amazonが最大250億ドルの投資を確約し、Googleも最大400億ドルの出資を予定していることも、同社への強固な戦略的支援を裏付けている。
Andrej Karpathyの入社も後押し
同月には、OpenAI共同創業者でTeslaのAIリードを務めたAndrej Karpathyの入社も発表された。Karpathyは事前学習(pretraining)チームに加わり、Claude自身を活用した研究加速チームの立ち上げを担う。高い知名度と技術的信頼性を持つ研究者の獲得は、Anthropicが優秀な人材を引き寄せる磁石として機能していることを示すものでもある。
AIの競争が激化するなか、Anthropicの評価額がOpenAIを超えるかどうかが、市場の注目を集めている。
ソース:
- Anthropic to Close Over $30 Billion Round as Soon as Next Week - Bloomberg(2026年5月22日)
- Anthropic agrees terms for $30 bln fundraising at $900 bln valuation - FT via Investing.com
- Sources: Anthropic potential $900B+ valuation round - TechCrunch(2026年4月30日)
- OpenAI co-founder Andrej Karpathy joins Anthropic - TechCrunch(2026年5月19日)