攻撃者がAIを使うなら、防御もAIで——リアルタイム対応の「Exabot」
Exaforceが開発するのは、企業のセキュリティオペレーションセンター(SOC)にAIエージェント群を組み込むプラットフォームだ。 同社が「Exabot」と呼ぶAIエージェントが、ログ分析や脅威の検知・対応といった作業を自律的に処理する。 同社によると、このシステムによって人間のアナリストが担っていた手動作業を最大90%削減できるという。
従来のセキュリティ対応は、攻撃後に被害を把握して対処する「事後対応」が主流だった。 Exaforceはこれを根本から変えようとしており、攻撃が発生した瞬間にリアルタイムで検知・遮断するアーキテクチャを目指している。
AIが武器化された脅威環境が調達を後押し
今回のラウンドにはHarbourVest、Peak XV(旧Sequoia India)、Mayfield、Khosla Ventures、Seligman Ventures、AICONICが参加した。 調達した資金は、AIネイティブなセキュリティ基盤の拡張、リアルタイム推論能力の強化、そして日本・欧州を含む海外展開の加速に充てられる。
創業から3年のExaforceがここまで急速に資金を集めた背景には、「悪意ある行為者がAIを使って脆弱性を前例のないスピードで悪用している」という危機感がある。 AI技術がサイバー攻撃の道具として使われるようになったことで、防御側にも同等以上の知能を持つシステムが求められるようになった。
今回のシリーズBを経て、Exaforceの累計調達額は2億ドルに達した。 企業がAIによるセキュリティ強化に投資を加速させるなか、同社の成長軌跡は今後のセキュリティ産業の行方を映す指標の一つとなりそうだ。
ソース:
- Exaforce raises $125M Series B to build AI for catching and stopping cyberattacks as they happen — TechCrunch(2026年5月12日)
- Exaforce Raises $125M Series B to Combat AI-Powered Attacks with Real-Time Security Reasoning — Business Wire(2026年5月12日)
- Agentic SOC startup Exaforce closes $125M round at reported $725M valuation — SiliconANGLE(2026年5月12日)