Health
哺乳類の再生能力は失われていなかった。「スイッチを切られていた」発見が開く再生医療の射程
哺乳類が手足を再生できないのは能力を失ったからではなく、進化の過程でスイッチが切られていただけだった。学術誌Science(論文adp0176)は、無効化された遺伝的スイッチを再びオンにすると再生能力が戻ると示した。鍵はレチノイン酸の産生。TechTimes(6月18日付)によればテキサスA&M大はFGF2→BMP2の二段階処置で、幹細胞移植なしに骨・関節・靱帯・腱を再生させた。ScienceDaily(6月17日)は「ヒトにも隠れた再生能力が」と報道。iPS細胞で先行する日本の再生医療と高齢社会への示唆を読み解く。
西田 航
