評価額が約2カ月で2倍超に
Anthropicの直近の評価額は、2026年2月時点で3,800億ドル(約57兆円)だった。 今回の報道では、投資家から8,500億〜9,000億ドルレンジの複数の先行オファーがAnthropicに届いており、約500億ドル(約7.5兆円)の新規調達が俎上に載っているという。
最終的な判断は5月に予定されているボードミーティングで下される見込みで、現時点では正式な決定には至っていない。
AmazonとGoogleが巨額コミットメント
評価額上昇の背景には、大手テック企業によるAnthropicへの大規模投資がある。
Amazonは2026年4月、Anthropicとの契約を改定し、最大250億ドル(約3.75兆円)の投資と5ギガワット分のコンピューティング容量の供給を約束した。 Googleも最大400億ドル(約6兆円)の出資を計画していると伝えられており、両社のコミットメントを合算すればAnthropicへの支援は総額650億ドル規模に達する。
AI基盤モデル市場での競争が激化するなか、クラウドインフラ企業にとってAnthropicのような先端モデル開発企業との関係強化は、差別化の核心となっている。
OpenAIとの「評価額競争」が加速
OpenAIは2026年初頭に評価額8,500億ドルを記録していた。 今回のAnthropicの動きが実現すれば、ChatGPTを擁するOpenAIを抜いてAI業界の新たな「頂点」となる。
Anthropicは、Claudeシリーズのモデルを継続的に更新しており、エンタープライズ向けの採用が急速に広がっている。 評価額競争は、AIスタートアップへの資金集中と期待の高さを示す象徴的な指標となっている。
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